Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2019.09.08コラム...
9月九皐会が済みました。本日も大勢のお客様にご来場賜りました。ご来場の皆さま、ありがとうございました。
初番の「三輪」は大曲ですね、後半のボリュームがすごいです。三輪山の新婚説話から天岩戸隠れまで、壮大なスケールで展開します。古代の神や両性具有のような一面をも持ち、手強い能です。
実体を掴みにくい「三輪」に対しまして、「春栄」は現在物だけに、展開がはっきりしていて、解りやすいです。ワキが芝居をしている部分が多く、ワキ方の負担は大変なものですが、舞を舞う場面もあり、普段見られないワキ方の舞も楽しいです。
私は仕舞の地頭も勤めさせていただきました。「春栄」の地謡と合わせまして、本日も充実した舞台となりました。
9月16日(月)、自主公演の「屋島」も、近付いて参ります。お席のご案内も可能です。こちらも宜しくお願い申し上げます。