Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2019.10.05コラム...

真双会、坂真太郎氏の会が済みました。曲は「松風」1時間55分弱の上演時間は、やはり大曲です。
「松風」は一度幕から出ますと、終わるまで帰れません。かなりの長時間、お客様のご覧になる、舞台上に居続けることになるわけです。その点は、いろいろな意味で磨り減りますね。特に物着(ものぎ)、着替えは手際よくしなければ、シテの疲弊はもとより、お客様も辛いことになります。
後見を勤めさせていただきましたが、「松風」の後見は何度しても、難しいです。物着をはじめ、一つ一つの仕事が曲全体に関わる程の、重要な意味を持っているからです。ミスが許されない仕事ですね。緊張感高い舞台ながら、なんとか無事に勤められました。
本日もありがとうございました。

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