Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2019.10.27コラム...

本日は観世喜之師、喜正師ご社中の会でした。天候があやしげでしたが、気が付けばお日様が顔を出す、秋晴れとなりました。
また、今日は特別な事がありまして、ご社中の会に先立って、午前中にご息女和歌ちゃんの「鷺」がありました。「鷺」という曲は、制約の多い曲で、代表的な事としましては、年齢的な決まりがあります。勤めるにあたって、元服以前、還暦以降となっています。無垢、無心といったところでしょうか、こういった所を一つ取りましても、特殊性が知れるところです。
後見にはご分家当主、観世銕之丞先生がおみえになり、仕舞「花筐」で花を添えられました。また、小鼓は大倉源次郎師のご子息、太鼓は故観世元伯師のご息女、それぞれ初演で勤められました。大変な記念になりましたね。
午後からはご社中の発表会、皆さんご熱演でした。師匠ご社中の超ベテランから、初心の方まで盛りだくさんの会となりました。午前、午後ともに盛会となりまして、晴れ晴れとした秋の一日となりました。

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