コラム

2019.11.18

本日は早朝8:30から、復曲能「鈴木三郎重家」の申し合わせがありました。復曲能とは、かつて作られた曲ながら、上演される機会が無い等の理由で、伝承が途絶えてしまった曲のことです。資料は残っていますので、それを元に整えて、一曲に成立させて上演致します。
鈴木啓吾氏にとりましては、ご先祖さまの曲と言うことになりますから、その思い入れも並々ならぬものがありますね。曲は現在物で、生け捕られた主人公重家が、頼朝を論破し、主君義経のために一矢報いるといった内容です。平家物語ではあまり取り上げられなかった人物なので、重要な家臣ながら、あまり知られていないところが残念です。頼朝も認め自身の家臣にしたかったほどの、三郎重家の物語、24日(日)矢来能楽堂での公演です。お席のご案内も可能なようです。ぜひ、お出掛け願えればと思います。
続いて10時から県民能横浜公演の、「江野島」の申し合わせがありました。こちらも、何度か出演している曲なのですが、なんとも馴染みの薄い曲です。作り物なども大掛かりで、出演人数も多い曲ですね。
後見のお役をいただいておりますので、落ちの無いように、段取りよく舞台を進めたいと思います。
朝の雨とは打って変わって、日中は暖かくなりました。あちらこちらで目に留まる紅葉も美しい、良い季節です。さりながら、夜には崩れる、なんとも気まぐれなお天気ですね!

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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