Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2019.12.15コラム...

東高円寺駅近くにあります、セシオン杉並での公演が済みました。永島充氏の会でした。能は「葵上」、先日申し合わせを済ませまして、本日本公演となりました。
「葵上」は舞台正面の先に置かれる小袖が、光源氏の妻の葵上ということがわかりますと、ずっとわかりやすくなります。この点は解説が必要な部分ですね。
言うに言えなかった御息所の心情をおもんばかりますと、なんともやるせなくもありますが、ドラマとしましては興味深い設定です。
「葵上」はシテの思惑で、随分違った印象になります。本日の「葵上」は、ご覧いただいたお客様に、どのように映りましたか、そちらも興味深いところです。
本日もありがとうございました。

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