能のHana

舞台のこと

2020.03.13

 本日も春らしさ漂う暖かな日、桜もちらほらと咲き始めたようで、早い春になりそうですね。
今晩は矢来能楽堂の普及公演、夜能の予定でした。「葵上」を古式で上演、夜の公演なので、蝋燭能の形式でさせていただく予定でした。蝋燭能も初めてでしたが、古式は小書(替え演出)とは異なりますので、上演形式が、勤めるシテにより大きく変わります。小書の場合は何通りか有りましても、やり方が確立されていますので。
車の作り物を出すことが多いのですが、その置き場所も橋掛、常座、大小前、笛座と、様々です。その上、青女房(あおにょうぼ)という、登場人物も増えますので、曲が変わるほどの勢いで変わります。まるで新しい曲に取り組めるような、緊張とワクワクが、古式にはあります。
初めての蝋燭能と古式上演を、楽しみにしていましてが、この度は致し方ありませんね。6月26日(金)への延期は口惜しい事ではありますが、その分準備期間も延びました、しっかり進めて参りたいと思います。
時とは使い方一つで、宝にも無駄にもなるそうです。貴重な時間、大切に過ごして参りたいと思います。
延期に伴い、ご迷惑をお掛けします皆さまに、お詫びを申し上げ、恐縮ながら、新しい日程でのご観覧をお願い申し上げる次第でございます。宜しくお願い申し上げます。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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