Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2020.05.02コラム...

 昨日は驚愕と失望の知らせが、能楽界を駆け回りました。大蔵流狂言師、善竹富太郎氏が敗血症のため他界。享年40才、狂言師人生まさにこれから、という年齢でした。
 個人的には、東京の舞台はもとより、15年位になりましょうか、一緒に全国各地の小中学校を回りました。大きな体に、人懐っこい人柄が子供達を惹き付け、気が付けば彼の回りには、いつも子供達が集まっていました。
 お酒を一緒に飲むこともあり、「セリフ劇の狂言だけど、僕は型もしっかりやっていきたいんだ」と、大きな目を輝かせていたことが、思い出されます。
今は只々、彼のご冥福を祈るばかりです。合掌

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