Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2020.08.11舞台のこと...

 本日も猛暑、この夏一番かもしれませんね。その中毎年恒例の歌仙会が矢来能楽堂でありました。
 玄人同士の稽古会で、囃子方は数組来ていただき、シテ方は舞囃子のシテや地謡を勤めさせていただきます。普段舞囃子を舞う機会は、あまりないので、大変貴重な会です。また、ここでは先輩が後輩のアシストに入ってくださったり、年齢的に普段地頭がなかなか回らない人にも、地頭をさせていただけたりと、とても有意義な会となっています。
 当初開催は悩ましい状況でしたが、本公演の少ない今こそ、より充実した稽古が可能ということで、いたしました。感染症対策のため、地謡が離れて座ったり、囃子方がいつもより後ろに下がったりと、多少の違いはありましたが、勉強になりますので、できて良かったです。
 九皐会も若手が増え、囃子方も若手が増え、その辺りはとても頼もしいです。若い頃、大先輩から「追い掛けておいで、こちらも頑張って逃げるからね!」と、声を掛けて頂いたことを思い出しました。気が付けば、先輩より後輩のほうが多くなっていました。時の流れは早く、恐ろしい!

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