Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.01.29舞台のこと...

 明日の、国立能楽堂特別公演の申し合わせに参りました。「大仏供養」(だいぶつくよう)という曲で、焼き討ちにあった東大寺の大仏の開眼供養の場に、平景清(たいらのかげきよ)という、屋島の合戦では勇猛で名を馳せた、平家の武将が頼朝を狙うという物語です。前半は母への暇乞いで、人情味たっぷりながら、後半は戦いの場面と、飽きさせません。
 現在物で展開も早く、わかりやすい内容なので、見やすい曲の一曲だと思います。ただ、小道具が多く、演者の支度がややこしい上、人手も必要なので、上演はなかなか大変です。
 明日は国立能楽堂の広い場所で、舞台を大きく使っての上演なので、よりお楽しみいただけると思います。人数の多く出る現在物は、広いところがいいです!

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