Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2021.02.09舞台のこと...
今朝は明後日本番の、緑泉会の申し合わせがありました。「籠太鼓」(ろうだいこ)杉澤陽子さん、「鵺」(ぬえ)鈴木啓吾氏です。
「籠太鼓」は牢屋を破って逃亡した夫の身代わりとなって、牢屋に入れられ、そこに太鼓を吊るして時を打って、逃げられないように見張ろうというものです。耐え忍び、機知を持って窮地を逃れますので、演者によって随分印象の変わる曲になります。私は地謡で参加させていただきます。
「鵺」は「白頭」(はくとう)の小書が付いていますので、後シテの鵺は赤い髪色から、白い髪色に変わり、緩急(ゆっくりだったり早くなったり)も、より際立ったものになります。鈴木氏は昨年1月以来のシテを勤めるそうで、思い入れも多分にあることでしょう。
暖かくなりそうですので、多くの方にお出掛けいただければと思います。