Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.04.19舞台のこと...

 今朝は若竹会の本番、稽古能の本番でした。「自然居士」という曲で、私は河井美紀さんと後見を勤めました。
 大方の稽古会は着物で致しますが、若竹会の特徴は、装束を実際に着られることです。シテをはじめ、経験の浅い若い人のツレ役なども、着ることができます。面装束を着けますと、動きにだいぶ制約ができます。それが本公演の時と同じになりますので、とても勉強になります。
 さらに、装束を着ける人も養成します。装束を着けることも一つには難しい仕事です。通常の本公演では、なかなか着ける機会の無い人には、こういった機会にぜひ、と思います。
 新しい内弟子さん3名と河井さんで、装束着けの稽古を事前にしまして、今日の本番に臨んでもらいました。緊張感もあり、できた事、課題になった事など、様々ありました。課題となった事は、解決すれば確実なステップアップとなります。稽古用の装束を自由に使えることも、良いところです。チャンスを活かして、研鑽を積んでいただきたいと思います。
 

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