能のHana

お稽古のこと

2021.05.12

 本日は北与野ステラ・デル・アンジェロで「大原御幸」の3回目の講座となりました。法皇が留守の寂光院に訪れ、内侍と対面。女院は山の上で花かごを手に、一門のために祈りを捧げる場面です。平家物語灌頂巻の原文も、多用されている所なので、そちらもご覧いただきながら進めました。
 源平合戦後の物語ですが、信西入道の娘(内侍)の話から、保元、平治の乱と話はさかのぼります。
 平清盛と信西入道は、お互いに良きパートナーとして、政を行いました。絶頂を極めた二人の娘は、天上の世界を知り、その後最少となったコミュニティの中でも共に生きる、哀れにも稀有な縁となります。
 清盛の娘徳子が、建礼門院として生き残っている現在の状況を、より理解するためにも、その人生の歴史を知ることは大切なことと思われます。舞台をより楽しむという目的ながら、歴史も学べるのは、ちょっと魅力ですよね!

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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