Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.06.25舞台のこと...

 明後日27日㈰の奥川恒治の会で上演する、「大原御幸」の申し合わせが済みました。最終調整を終えたということですね。
 その後、当日の装束、持ち物類を出し、面も決まりました。今回は前シテで着させていただく唐織が、九皐会の名品装束です。とても特殊な織物で、紗の絽織の生地に、地紋様の青海波が折られています。そしてその上に千鳥の刺繍を施しています。ちょっと想像しにくいと思いますが、ご覧いただきますと、よくおわかりいただけると思います。現代では織れる機がないそうで、再現できない名品と承っております。実際の公演でもなかなか使われることの無い、装束です。
 最初に作り物の引き廻し(包布)が下りますと、真ん中で腰掛けて座っているシテ、私が着ておりますので、すぐおわかりになることと思います。
 こちらの名品装束、ぜひご期待ください。

第16回奥川恒治の会「大原御幸」

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