Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.07.04舞台のこと...

 本日は鎌倉能舞台で県民のための能を知る会がありました。午前の部は中森貫太氏の「野宮」(ののみや)、午後の部は鈴木啓吾氏の「玉葛」(たまかずら)でした。源氏物語のシリーズ曲の番組ですね。「野宮」は六条御息所を主人公とした物語、「玉葛」は夕顔の息女玉鬘を主人公とした物語です。
 午前は主後見を勤め、午後は地頭だったのですが、源氏物語を題材にしている曲なので、源氏物語の話を始めますと、微妙に似ている部分もありまして、午後の「玉葛」は気を張っていないと、と言う感じでした。両方の地謡を謡った人は、大変でしたね。
 午前、午後共に、お客様に大勢ご来場いただきまして、大変ありがたい公演となりました。
 雨の影響をもろに受けた出演者もいましたが、不眠不休の移動で間に合いました。自然災害は本当に恐ろしいものです。今後は被害が出ないことを、願います。

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