能のHana

舞台のこと

2021.07.25

 本日は若竹能の当日でした。2日後には台風がやって来そうな、あやしい感じですが、本日は晴天、お天気の心配がないのはありがたいですね。
 初番は「竹生島」、シテ中森健之介君、ツレ河井美紀さんで、私は地謡を勤めさせていただきました。「竹生島」の舞台は、リズムよく進んでいき、場面転換もわかりやすいので、ご覧いただくのに、楽しみやすい曲の一つだと思われます。
 「羽衣」は鈴木啓吾氏で、こちらは能楽界では最も有名な曲の一つ、三保の松原をはじめとして、各地にその伝説も伝わっている物語なので、お楽しみいただけたことと思います。大方の伝説では天人をお嫁さんにして、子を設けるといった話になりますが、能は天人が弱っていくところ見て、すぐに漁師が衣を返す、そこがいいと思っております。
 琵琶湖の龍神に弁財天、月の天人と、今日は天界のオンパレードとなりましたね。ご来場の皆さま、ありがとうございました。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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