Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.08.02コラム...

 今朝は8時から歌仙会の稽古に参りました。昔は三十六歌仙に因んで、36番したそうですが、現在は舞囃子一人一番になっています。
 舞囃子というのは、囃子の入る舞いどころを、抜粋した形で舞うやり方です。それぞれ次の目標にする、課題曲を選曲して勤めます。若い人は未経験の舞にチャレンジ、また囃子の複雑なものは、この機会にしておきますと、シテのみならず、囃子方の皆さんにも、いい機会となります。より成果を上げるためには、稽古はもちろんのこと、下準備が大切になりますね。
 午前中から夕方まで、非公開で玄人だけが見ているという、厳しい状況です。舞台に上がる人は、通常とは異なる緊張感で舞台を勤めますが、とても貴重な経験となります。
 いろいろな状況で舞台を勤める機会が出てきますので、その時にこういった経験が、大いに役に立ちます。
 今年も夏の恒例行事、歌仙会がやって来ます!

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