Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.08.04お稽古のこと...

 連日の猛暑です、我慢の夏が続いております。心身ともに健康を維持していくだけでも、骨が折れそうですが、乗り越えていかいないと、ですね!
 本日は楊貴妃の講座の4回目、玄宗皇帝と楊貴妃の二人だけの秘事に触れる部分でした。
 白楽天の長恨歌にもありますように、「天にあらば願わくは比翼の鳥とならん、地にあらば願わくは連理の枝とならん」、「比翼連理」(ひよくれんり)の熟語となった、件でした。
 「比翼の鳥」は雄雌それぞれ片方の目と片方の翼を持つ鳥で、一対で飛ぶことができる鳥。「連理の枝」は二本の木が枝の部分で絡み合い一つとなる樹。ともに伝説上のものです。
 七夕の夜に牽牛織女の二星を眺め、次の世も夫婦になろうと、手に手を取って泣き合うなど、二人の幸福の絶頂時の話でした。
 まぁ、勝手にやってくれ、といった感じですが、ここが幸福の絶頂。その後待ち受けている、あまりにも過酷な運命を露ほども知らない、ある夜の二人だけの物語でした。

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