Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.08.25コラム...

 今日は風があるものの、湿度の高い蒸し暑い日になりました。それでも風があるのは救われます。
 「楊貴妃」の講座は4回目になりまして、「その身は馬嵬に留まり」の一句から、安禄山(あんろくざん)の乱の話となりました。
 安禄山という家臣が、玄宗皇帝の信頼を得て力を蓄え、遂に皇帝から都を奪ってしまうというクーデター物語です。
 玄宗皇帝は都落ちの途次、自軍の兵士たちの混乱を鎮めるため、楊貴妃の殺害に目をつぶります。その目からは血の涙が溢れたと言われていますが、いかんともならない事でした。
 「愛別離苦」どちらも知ってこそ、成長があり、より高みに到達できるのだと思いますが、この件は中でも群を抜いて厳しい事でした。

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