能のHana

舞台のこと

2022.05.11

 今日は晴れて気温も上がりました。移動に動くと軽く汗ばむようで、昨日の肌寒さを思いますと、不思議な感じです。今日は与野での講座、「通盛」(みちもり)の3回目になりました。
 阿波の鳴門沖で、平家一門の菩提を弔っている僧が、この海で果てた平家の人の話を聞く件です。魚翁に促され、同乗している女性が、語ります。
 通盛の妻、小宰相の局は、なかなか通盛に振り向かなったものの、夫婦となってからは、仲睦まじかったのでしょう。通盛が一の谷で討たれたと聞くと、あとを追って入水します。
 能の舞台では小宰相(ツレ)が、漁翁(シテ)に背を向けて船から降りて、この場面を再現します。前半のクライマックス、続いて漁翁も幕へと引き前半が終わります。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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