Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2022.05.23舞台のこと...
今朝は6月九皐会の「善界」(ぜがい)という曲の、稽古がありました。シテは永島充氏、私は地頭を勤めさせていただきます。
この曲の主人公は唐の天狗の首領、善界坊(ぜがいぼう)で、日本の仏法を妨げるために来日します。日本の天狗の首領太郎坊と相談し、比叡山から攻めることにします。善界坊は散々な目にあって、逃げ帰るというお話です。内容はわかりやすく、後半はアクロバットな型もありまして、とても面白い能です。若い人が勤めることが多い曲ながら、この度はオーバー50歳のおじさんコンビです。精力を出して頑張らないとです。太郎坊は20代の石井寛人君が勤めます。若々しい太郎坊、こちらも楽しみですね。
九皐会では演能をよりお楽しみいただけるようにと、解説紙を出しています。こちらもお目通しいただいて、鑑賞のお役に立てていただけますと、幸いです。6月九皐会、宜しくお願い申し上げます。