観世流能楽師奥川恒治 能のHana

　今日は良いお天気で、思っていた以上に気温が上がりました。まだまだ残暑厳しい日が続いております。
　今の間にと思い、事務仕事を片付けておりますが、秋の会の充実振りが素晴らしく、なかなか終わりまで辿り着きません😂
　そして今日は11月23日(水·祝)の、第17回奥川恒治の会の、ダイレクトメールの発送が済みました。早い方は明日、お手元に届くことと思います。今年は予てより取り組みたかった曲「三井寺」を、勤めさせていただきます。
　この「三井寺」という曲、生き別れた親子が再会するという、ストーリーとしては単純なものですが、それと裏腹に上演には難しさがあります。狂女(精神疾患ではありません)という、独特の気持ちの高揚した女性を演じます。これが「狂い」のため、字でいいますと、崩し字ということになります。この加減は塩梅になりますので、個々に違ってきます。携帯電話の犬の声を大物俳優さんやれば、確かな技術に遊びが加わり、大人の豊かさとなります。そんな感じを目指し、私も稽古励みたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。