観世流能楽師奥川恒治 能のHana

　今日は慌ただしい一日になりました。朝一番の飛行機で高松から戻り、東中野の梅若舞台へ10時にすべりこみで、角当氏の申し合わせに出勤しました。曲は「三輪」白式神神楽(はくしきかみかぐら)の、大変重い小書が付いていました。もう一曲は唐船(とうせん)、こちらはなかなか出ない曲で、舞台上での衣装替えに泣かされる曲です。私は「唐船」の後見を承っております。手違いのないように、心して勤めさせていただきたいと思います。
　1時からは矢来能楽堂で能楽キャラバンの「海士」懐中之舞(かいちゅうのまい)の申し合わせでした。こちらは間に合わず遅刻での出勤となってしまいました😵
　4時からは国立能楽堂で佐久間氏の会「融」(とおる)舞返(まいかえし)の申し合わせでした。こちらはゆとりを持って楽屋入りができました。この会では仕舞「賀茂」の御役もいただいておりますので、そちらの申し合わせも済ませました。
　一日バタバタと動き回りましたが、つつがなく済みましてホッとしました。