Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.02.22コラム...

 風がいささか寒いながら、今日も晴れました。乾燥と花粉に気を配りつつ、春を待ちます。
 本日は埼玉与野での講座でした。「鵜飼」の4回目です。罪障懺悔(ざいしょうざんげ)、罪や障りを仏の前で披瀝して、今後の改心を誓い、罪障の消滅を願い、鵜を使う技を僧の前で、再現してみせます。鵜飼を始めれば、全てを忘れ没頭する男、「罪も報いも、後の世も、忘れ果てて面白や!」。
 月の光が明るく照らし始めると、篝火に集まる魚はいなくなり、漁は終わります。「名残惜しさを、いかにせん」と、地獄へ帰っていく男。地獄へ戻る辛さよりも、鵜を使うことができないことを、嘆き悲しみます。業を持った男の、哀れにも悲しい場面、前半が終了します。
 日蓮上人に因んだ旅僧は川の石、一石に一文字の経文の文字を書き、川に沈めていきます。次回はいよいよクライマックス、大いなる力を持った者が現れます!なんか、物語みたいだな〜😅
 

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