Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.07.03舞台のこと...

 今朝は8時半から若竹能「俊寛」の稽古がありました。私は地頭を勤めさせていただき、シテは遠藤喜久氏です。
 今回は「落葉之伝」という小書(替え演出)での、上演となっています。そもそも「俊寛」という曲は、よくできていますので、この小書で大きく変わることはありません。落ち葉が俊寛の持っている水桶に止まる、それを見、落日の身の上を嘆くのか、自身になぞらえるのか、行末の暗示なのか、風情と共に演者の思いが籠もります。シテは型で表現し、地謡がその部分を具体的な言葉にする、謡うわけですね。シテの心情と合ってこそなので、これから稽古して作っていこうと思います。この作業が舞台の面白いところです!
 当日は坂真太郎氏の「養老」との2曲の上演になります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
詳細は下記より。

若竹能 7月公演

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