Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2023.07.07舞台のこと...
本日は7月九皐会の申し合わせがありました。1部「白楽天」(はくらくてん)シテ中森貫太氏、2部「善知鳥」(うとう)シテ佐久間二郎氏でした。
私は「白楽天」の地頭を勤めさせていただきます。この曲は、唐の白楽天が日本の文化レベルを推し量りにやって来るのを、住吉明神が文化レベルの高さを、知らしめる曲です。なかなか出ない曲ですが、白楽天が漢詩を詠めば、和歌で応えるなど、面白い構想です。あまり出ないということに加えて、囃子事で特殊な部分が多く、解る方には大変興味深く面白いと思いますが、集中力が欠けると、ミスをします。気をつけねば〜!
小書の鶯蛙(うぐいすかわず)というのは、日本ではウグイスでも、カエルでも歌を詠む、ホントか?!と、明神の化身のおじいちゃんが楽天に言うものですから、それに因んだものになります。前回の時は後見で中入をしていて見られなかったので、今回は地謡座からじっくり見ようと、楽しみにしております。大風呂敷を広げた顛末、楽しみですね〜!