Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.09.05舞台のこと...

 天候が危ぶまれましたが、本日は台東薪能でした。ソロソロと台風が近付いて来ているようで、影響をうけなくてよかったです。
 こちらの薪能は43回目になりまして、私が中学生の頃に始まり、今に至るまで続いている、老舗の薪能です。
 番組は能「半蔀」(はじとみ)観世喜正師、狂言「附子」(ぶす)山本泰太郎氏、能「船弁慶」(ふなべんけい)坂真太郎氏でした。当初メンバーから見ますと、全て次世代に移りましたが、変わりなく続いているこたがありがたいです。
 以前、白麻の紋付が流行り、こちらはその頃から、地謡後見は白紋付で舞台を勤めます。他ではあまり見なくなりましたが、ひと昔前の昭和の名残を今に残す出で立ちです。ご来場の皆さま、本日もありがとうございました。
終演の浅草寺です。

カテゴリー

バックナンバー