Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.11.05舞台のこと...

 本日は「はじめての矢来能楽堂」の、公演でした。曲は「安達原」(あだちがはら)、黒頭(くろがしら)・急進之出(きゅうしんので)という2つの小書(替え演出)付きで、私はシテを勤めさせていただきました。
 前シテは九皐会の「痩せ女」という頬のこけた、凄みのある顔をした女で、後シテは最近中森家の所蔵となった「般若」を使わせていただきました。どちらもとても魅力的な面で、矢来能楽堂の空間ですと、とてもよく面が見えますので、お客様には堪能して頂けたのではないかと思います。また、後シテで着た、赤地に銀のウロコ箔は、本日のために作ったものでした。黒い頭の毛に、赤と銀のウロコ模様が、よく映えたのではないかと思います。
 本日は、ありがたくも満席の見所での公演となりました。ありがとうございました。

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 撮影:駒井壮介 氏

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