Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2024.05.10舞台のこと...

 今日は朝から気持ちよく晴れまして、気温も上がりましたね。
 今日は5月九皐会の申し合わせがありました。1部の能は「室君」(むろぎみ)シテ観世喜正師、2部の能は「女郎花」(おみなめし)シテ駒瀬直也氏でした。
 そしてその後、「夕顔」(ゆうがお)の稽古能があり、最後に「姨捨」(おばすて)の下申し合わせがありました。「女郎花」は後見のお役をいただき、他の3番は全て地謡で、全4曲に参加させていただきました。いや〜、ヘビーな日になりました。
 今日はとても嬉しいことがありまして、長年九皐会の会計を勤められ、その後装束の修繕をしてくださっていた女性が、左腕骨折を機にお辞めになりました。コロナ禍以降全くお目にかかることも無く、とても残念に思っておりましたが、今日元気な姿を見せに能楽堂へ来てくれました。骨折も治ったそうで、お医者さんも驚く97歳です!全てお一人でされているそうで、杖もつかず見事としか言いようがありません。みんなご挨拶をして、良いひと時になりました。
 今日が済んで、ちょっとホッとしました。

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