Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2024.07.14舞台のこと...

 今朝は曇り空から雨が降り出し、梅雨らしい朝となりました。梅雨とはいえ、7月九皐会当日に雨降りは、ちょっと残念です。
 7月九皐会の1部は狂言「魚説法」と、能「小督」(こごう)、シテ永島充氏でした。秋にはちょっと早いのですが、いい風情の曲です。義父、永島忠侈氏の狩衣を身に着けて勤めていました。涼しげな素敵な色合いで、今の時季にとても良い感じのお装束でした。
 2部の能は「大仏供養」(だいぶつくよう)で、シテは小島英明氏でした。長男くんとの一緒の舞台で、お父さま嬉しかったことと思います。
斬られ役の次男恒成が、斬られたあと仏倒れ(ほとけだおれ)という殺られ方をしていました。仏倒れは立ったまま仰向けに舞台上に倒れます。真後ろに倒れる恐怖があり、失敗して後頭部を痛打すると事故にもなりかねません。今日はうまくいきまして、良かったです。若い頃は私もよくやっていましたが、この辺りは世代交代でありがたいことです。😅
 本日はお足元の悪い中、お運びいただきまして、ありがとうございました。

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