Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2009.01.23過去のHana2009年1月 21年を望む

平成21年も始まって随分と経ってしまいました。遅まきながら本年も宜しくお願い申し上げます。つらつらと今年1年のことを考えてみますと、昨年12月から始まりました九皐会100周年記念行事は2月を皮切りに4回の公演が予定されています。そのうちでも4月には国立能楽堂で桑田貴志君の道成寺の披きがあります。現在の若竹会のメンバーとしては最後の一人になりました。どうぞご期待下さい。

また100周年記念行事の一つに、全国九皐会門下が一堂に会しての合同ゆかた会が8月に催されます。こちらも全国から普段は、なかなかお目にかかれない方にお会いできますのが、とても楽しみな催しです。この時お召し戴きますゆかたは今回も竺仙さんにお願いしまして、オリジナルのゆかた出来上がりました。絵柄のデザインは不肖私が担当致しました。お召しいただけますと大変光栄です。

私はと申しますと3月1日(日)に社中の大会を催します。こちらでも改めましてご案内申し上げますが、素謡・連吟・舞囃子・仕舞と盛り沢山な番組となり、会員一同当日に向けて一生懸命稽古に励んでおります。お時間がございましたらぜひお運び下さい。

私自身は3月8日に九皐会で「雲林院」・4月24日にはのうのう能で「鵺」・9月26日には4回目になります私の会で「山姥」・11月4日には鎌倉県民能で「熊坂」と演能の予定です。静かな物から激しい物、再演の物に大曲とそれぞれに思いは尽きませんが、一曲ずつ大切に取り組んでいきたいと思います。昨年よりは一歩進んだ解釈、曲の妙など、昨年の経験を活かし、今年の舞台が次への更なるステップとなるようにして行きたいと思っています。どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。

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