Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.06.22コラム...

今日は気温が上がりました。じっとしていても、汗ばむような、そんな一日でしたね。熱中症をはじめとしまして、体調管理に心を配らないとですね。
さいたま新都心ホテルラフレの講座は、20日(水)で「夕顔」が最終回を迎えました。人気の源氏物語のお話しだったので、とても盛り上がりました。楽しかったです!
7月からは「砧」になります。9月の自演会で「砧」を勤めさせていただきますので、この度は思い入れも一入です。
「砧」は夢幻能という、世阿弥が確立した能の形式を踏み越えて、現実世界に幽霊が現れるという作品です。世阿弥が到達した一つの境地だと思うのですが、主人公の妻といい、作品のあり方といい、一般的な人の生きざまに思えます。
静音と心動という極限の対比を作り上げ、最終を成仏という形でおさめる。この辺が世阿弥でしょうか。
この曲を能楽アフタヌーンティーの講座で取り上げ、上演できるという幸せを改めて感じます。講座が今からとても楽しみです。
講座が終わる頃には、私も今と違う考え方や見方を、知ることと思います。
そう思いますと、ワクワクして参りますね!

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