舞台のこと

2018.12.15

緑泉会の納会が済みました。能は「花月」墨敬子さん、「融」坂真太郎氏でした。
「花月」は短い作品ながら、エッセンスの詰まった、小粋な曲です。私はまだ勤めたことが無いので、いずれ勤めてみたいと思う、曲の一つです。
「融」は舞返之伝という小書が付きまして、文字通り後場の舞が長くなります。舞好きの方には、大変なご馳走になりますね。扇を投げてそれを拾って舞う、といような普段ではしない、ちょっとしたアクロバットも組み込まれています。今日のおシテは、随分高く大きく投げていましたので、初めてご覧になった方は驚いたことでしょう。おシテの投げた扇は、初お目見えの絵でしたが、とても良かったです。
本年の承りの会も、少しずつ片付いて参ります。明日は横浜の会で、「土蜘蛛」の後見をさせていただきます。新演出も入るとのこと、心して参りたいと思います。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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