舞台のこと

2019.02.08

2月九皐会の申し合わせが済みました。私は今月シテを承っております。「釆女」という曲で、上演時間は2時間前後と長時間の曲です。これ程長い曲ながら立ったままで、謡っているか、舞っているかという、かなり大変な曲です。
前半は奈良の牧歌的なところから、猿沢池に場面が変わり、釆女の話になります。後半は釆女が在りし日の姿で現れ、奈良を語り、弔を頼んで波の底に沈んで行きます。前後とも水中に沈んで行くのですね。ヒタヒタと池の水が、滴る感じでしょうか。寵愛を失った釆女が猿沢池に入水したのですが、恨み辛みというよりも、釆女が儚く美しく描かれます。
もう一曲は「松山鏡」、これは奇曲の類いで、滅多に出ません。ご覧になる方は、ある意味大変ラッキーと言えるのではないかと思います。
入場券は有り難いことに、完売とのこと、しっかり勤めたいと思います。
雲行きが怪しくなっています、雪にならないでいてくれることを、願いましょう。

上へ
戻ります

観世流能楽師 奥川恒治能のHana

CLOSE