観世流能楽師奥川恒治 能のHana

今日も肌寒い雨模様のお天気になりました。本日は蓮田市慶福寺のお稽古日だったので、さぞやお寺は冷えていることと覚悟して参りました。それがさにあらず、お稽古場(堂内)に入りますと、暖かいという訳ではありませんが、それほど冷えているわけでもなく、暖房を付けますと、すぐ暖かくなりました。快適なお稽古場です。
本日はお休みの方もなく、皆さんが元気にお稽古にいらっしゃてくださると、嬉しいです。このところインフルエンザの流行やらで、暫くお稽古にいらっしゃれない方もいましたので。
玄人志望の高校生は、試験休みを利用して、半日お稽古場で過ごしてもらいました。九皐会では、地謡のお役をいただきました。地拍子(じびょうし)と申しまして、囃子が入った時の謡方を覚えなくてはいけません。今日はそのレクチャーもできました。一歩一歩前進ですねー！体つきもすっかり青年らしくなってきました。これから伸びていく若い芽というのは、隣で見ていていいものです。
四季に飽きることの無いお寺の境内には、河津桜、梅、椿が咲いていました。名物の垂れ桜は、蕾が膨らみ始め、着々と春の準備が進んで行くのを感じます。三寒四温を繰り返し、春がやって来るのですね、もう一息！