コラム

2019.10.22

本日はさいたま新都心ホテルラフレに参りました。「敦盛」の講座は2回目、前シテ草刈男たちの登場でした。草刈男は、一見陽気そうな感じがしますが、謡っている内容は、須磨の侘しさや寂しさが込められています。都を遠く離れ、遠く一の谷で若い身を散らせた敦盛、離れた土地での最後では、弔いに来る人もなかったことでしょう。そんな心情を反映しているような、シテの出の文章でした。
和漢朗詠集の引用も多く、漢詩も使われていて、漢詩が好きな私としましては、個人的にはとてもいい感じの文章でした。
次回は蓮生に弔いを頼むところになります。そもそもの物語がドラマチックなので、なにもしなくて芝居になります。物語を理解しますと、格段に楽しめますね。私も好きな一曲、楽しんで皆さんと一緒に学びたいと思います。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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