舞台のこと

2020.03.23

今日は朝8時から、玄人稽古でした。早朝の稽古は、気も引き締まっていいですね。曲は「清経」、シテは弘田裕一氏でした。
「清経」(きよつね)という曲は、夫婦の愛と修羅(戦)をテーマにした曲です。修羅は源平の合戦ですね、男女の修羅場ではありましぇん!
一門の行く末に絶望し、船から身を投げてしまった清経。やむにやまれぬ状況での選択でしたが、残された妻にとっては、裏切りといえることでした。確かに、戦死や病死ならば諦めもつきそうですが、入水とは…。
心尽くしの形見を届ける夫と、それは悲しみの象徴と拒否する妻。どちらも言い分があり、現代でも理解しやすい事柄です。
テーマ理解のしやすさ、言葉の良さ、型の良さで、人気曲となっています。
とても魅力的な曲で、私も再演したい曲の一曲です。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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