Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2020.09.03舞台のこと...

 本日は国立能楽堂主催の公演、ショーケースの2日目でした。狂言、能の配役はほぼ変わり、同じ演目ながら、一味違ったものを楽しめます。能狂言の面白いところは、演者によってその曲が随分違ってくることです。オーケストラでも指揮者が変われば、曲の印象が変わるのと、同じでしょうか。
 決められている約束事の中で、自身の考えや思いを乗せ舞台で表現します。「安達原」のような曲は、謎めいた部分もあり、各演者、お客様個々で、それぞれにやり方、見方の組み合わせが、幾通りもありますので、ご覧になったお客様お一人お一人が、違う楽しみ方をしていただけたのではないかと思います。こういった会を、積み重ねていけると良いですね。
ご来場の皆さま、ありごとうございました。

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