舞台のこと

2020.09.15

 今日は秋晴れの心地好い日になりました。気温も下がりましたので、ぐっと過ごしやすくなりましたね。
 今朝は第15回奥川恒治の会の「一角仙人」のシテ方が、一同に集まりまして通し稽古をしました。出演者多数のため、例年ですと集まるのも大変なのですが、そこはコロナの功罪でしょうか。
 本来「一角仙人」の龍神は2体、子供が演じればお伽噺に、大人が演じれば大スペクタクルになります。この度は特別な演出としまして、龍神を一体増やし、しかも大人の龍神三体での上演とさせていただきます。元々は無いことですから、龍神三体との絡みは、全く新しい形での上演となります。
 能は伝統の型を踏襲してこその、芸能ではあるのですが、曲によりまして冒険のできる可能性を、十分に秘めている物もあります。この度は冒険に打って出てみたいと思います。
 稽古をしますと当方の希望を実現すべく、各役の人が個々に創意工夫をしてくれます。見てくれている人は、自身の意見や感想を伝えてくれ、作品を作り上げるプロセスを、よくよく楽しめます。なにやら一昔前に戻って、作品と向き合い、作っていった時代を思い起こし、楽しくなります。
 まだまだ、工夫の余地をたくさん残しています。当日まで、もっともっと練って、ご来場の皆さまにお楽しみいただきたいと思います。
 八割の形が出来上がったここからが、一番楽しいところです!

第15回奥川恒治の会 記念大会「一角仙人」

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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