能のHana

お稽古のこと

2020.11.22

 チャンバラといえば、子供の頃は新聞紙を丸めて、刀にして遊んだ記憶があります。現代はそんな遊びは、先ず無さそうですが…。
 仕舞のお稽古でも、扇を刀にして合戦の様を再現して見せる、ということがあります。ベテランの域に達した女性、大抵はかけ離れたようなことをすることも無く、安定しています。が、扇を刀に替えて使いはじめますと、なかなか合点がいかないらしく、独自の型を編み出します。振り向くと、似て非なる形になっていて、本人も困っていて新鮮です。この新しくも独自の形、実は私達にとっても新鮮なので、ちょっとした他のヒントになったりします。
 一生懸命頑張っているところに、偶然に咲く花は、なんとも不思議な魅力を持っています。この花、なにかの機会に咲かせてみたいと、思えばとても良い愉快な花になります。気付きは進歩になりますので、お一人お一人独自のいろいろを、たくさん見せていただきたいと思います。全部ストックできるようになりますと、大変な経験値で、奥行きが更に広がるのでが…。
 次回はどのようになるか、お稽古日が楽しみです!

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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