Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2020.12.18舞台のこと...
本日はとしま能に出勤致しました。例年の芸術劇場に変わりまして、新しくできた芸術文化劇場での公演でした。こちらでの公演は、私どもも初めてのことでした。
曲は復曲能「大般若」(だいはんにゃ)でした。三蔵法師が生まれ変わって、8度目の転生で天竺へ臨んだ時、その志に砂漠の龍王も、力添えをするという物語です。
復曲された時に、とても大掛かりな曲にしましたので、能楽堂よりも、むしろホールでの上演の方が、適しているくらいです。古典を踏襲しつつ、新しい風が吹く曲ですね。
私は龍神を勤めさせていただきました。常とは異なり、舞台の後ろを走り、大小の間から台を飛んで出るといったことをしました。舞台人、体が鈍らないようにしないといけませんね!
ご来場の皆さま、ありがとうございました。