Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2021.02.14舞台のこと...
今日は九皐会の当日でした。喜之師の「鶴亀」の地謡を勤めさせていただきました。
喜之師の舞台を拝見し、謡いながら、いろいろな事が思い出されました。能の場合、同じ曲を繰り返し上演します。「鶴亀」という曲も、幾度となく上演され、喜之師もお勤めになっています。「鶴亀」が過去の様々な「鶴亀」につながり、劇中の「楽」(がく)という舞は、多くの曲に使われていますから、それはさらに多方面のシーンへとつながりました。
つつがなく勤められ、最後は「めでたけれ」の詞章で曲が終わり、なんとも晴れがましい気持ちになりました。
この背中を追って今日迄、そしてこれからも勤めていくのだと、改めて思いました。舞い納めにご一緒させていただけたことは、生涯の財産となります。本日もありがとうございました。