能のHana

舞台のこと

2021.02.18

 能楽堂の舞台があいていましたので、「弱法師」の稽古に出掛けました。巡回公演が中止になり、休みになりましたので、自主練です😌
 「弱法師」は最初舞台に出て止まる場所が、「三の松」という幕際の松の前です。そこで謡いながら橋掛かりを歩み、舞台に入ります。盲目ならではのやり方があり、それだけでも十分大変なのですが、謡いながら歩み大変さは増します。謡う分量もかなり多く、専門的には一セイ、長いサシ謡から下謡(さげうた)に続いて上謡(あげうた)を謡い続けます。この上謡の中で、歩み始め、通常の型ではあり得ない、ことをします。ここの部分は、どうしても現地で稽古するのが一番で、橋掛かりの長さによって、動き出し、歩みの速度、謡の配り方に工夫を要するところです。段々見えてきましたかね。
 「弱法師」といえば梅花、花の香に誘われるところは、一幅の絵のようです。以前住んでいた松庵の、お気に入りの梅です!

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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