能のHana

コラム

2021.02.17

 来月3月には卒業して、4月から内弟子に入門予定の高校生、今日も稽古に参りました。小学生から稽古をはじめ、高校卒業になるかと思いますと、時の流れの速さを痛感します。
 入門後はこんなふうに稽古をすることも無くなります。一人の先輩として成長を見守り、やがて一緒の舞台に立つことになります。それはまた、一つの大きな楽しみで、修行での成長が期待されるところであります。
 本人一生懸命直向きに、実直に、頑張っています。より先を、高みを目指して、積極的に前に進んでほしいと思います。
 4月からは師匠をはじめ、多くの先輩方が、芸は勿論のこと、それ以外の重要な仕事を身をもって示し、教えてくれます。楽屋での立ち居振る舞い、装束の支度、作り物の作り方、そして心得、覚えることは山のようにありますが、将来を思えば、楽しみなことです。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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