Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.03.05舞台のこと...

 今日は曇天ながら、気温はあまり下がらず、この位ですと助かりますね。
 6月の自主公演の準備を本格的に始めました。不測の事態が起こり続けていますので、一抹の不安は有りますが、前を見て進むことを考えていかないと、何も出来なくなってしまいそうなので、進むことにしました。
 今年は6月27日(日)にGINZA SIXの観世能楽堂で、初めて奥川恒治の会をさせていただきます。16回目となる今年は「大原御幸」(おはらごこう)、とい曲を勤めさせていただきます。平家物語の灌頂巻(かんじょうのまき)を、舞台化したような作品で、大変重い扱いの曲です。静かな曲ながら出演者も多く、大掛かりな曲です。 
 詳細は改めさせていただきたいと思いますが、天上の世界から地獄の世界までを体験した、建礼門院徳子の世界観は、まさに平家物語の無常を、集約したような世界です。私も新たに、そちらへ向かって、歩み始めたいと思います。

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