Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2021.03.12舞台のこと...
三月九皐会の申し合わせが済みました。能は「盛久」(もりひさ)遠藤喜久氏と、「鞍馬天狗」(くらまてんぐ)白頭観世喜正師でした。
「盛久」は、あまりメジャーな人物ではないのですが、能としましては大曲です。鎌倉の由比ヶ浜で、まさに首を斬られる刹那、経文の力によって刀が折れ、助かるという、ウルトラスペシャルな展開は、何度見ても清々しい気分になります。
「鞍馬天狗」は花見の子方が大勢、橋掛り狭しと立ち並びます。ほのぼのとしていて、華やかであります。牛若丸の観世和歌ちゃんが、随分お姉さんに見えますね。私は地頭を勤めさせていただきます。太鼓の観世結子さんは故元伯師のご長女、いろいろと楽しみな舞台です。しかと勤めさせていただきたいと思います。
「盛久」は当日のご案内可能です。ぜひお出掛けください。お待ちしております。