Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.03.23コラム...

今日は鮮やかに晴れました。桜も一気に満開となりそうな勢いです。
 日本橋に竺仙(ちくせん)という和服屋さん、主にゆかたの染めなどをしている、メーカーがあります。こちらは独自の技法で、ゆかたの生地を糸の段階で特別な処理をして、綿の毛羽立ちを防ぐ糸を作ります。糸は細くなりますので、柔らかくて肌触りのいいゆかたができあがります。加えて夏の麻物や、江戸小紋、沖縄の紅型に至るまで、多様な着物を扱います。
 九皐会の大きな記念行事では、お揃いのゆかたを拵えたり、記念の風呂敷を作ってもらったり、社中の大会では帯と、広範囲な品で、お付き合いも長くなりました。毎年1月には、その年の新作発表を兼ねて、展示即売会を催しています。ありがたい事に、毎年お声掛けしていただいておりまして、本年は緊急事態宣言に伴い、2ヶ月先に延び今月の開催となりました。
 そもそも好きな和服なので、見ていて飽きません。ゆかたも最近流行りの、プリントでなく、昔ながらの染めなので、それなりの金額になりますが、落ち着いた見事な風合いです。昔ながらの染とはいえ、かなり複雑なことがきるので、現代的な柄も多数あります。今日は久し振りに、竺仙の方ともお話ができ、いろいろと楽しませていただきました。
 川辺の桜は昨日より今日と、咲いていきます。

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