能のHana

コラム

2021.06.07

 昨日はジメジメとしていましたが、今日は晴れました。青空を見ますと、夏のようです。本番の夏もこれくらいの気温ですとありがたいのですが…。
 夏にこそ延びる女竹は、2本目の新芽が地表に先端をのぞかせ、期待を膨らませます。2メートル程の背丈の親竹は、先端部の葉がだいぶ茂り、風の抵抗を受けやすくなったようで、よく鉢が倒れるようになりました。来た頃は、台風でも倒れなかったので、安心してほっておきましたが、茂り過ぎたようで、今日はお手入れをしました。
 植木の手入れといえば、矢来能楽堂の玄関の植え込みも、数多の植物が植えられています。内弟子時分は、亡くなられた大奥様と、剪定したものでした。大奥様は八重椿のように1枚1枚葉を落とすより、椿のようにドンと花が落ちる方が潔くて好きだと仰っていました。私も掃除のしやすから椿派で、香りは良いものの、雨の日のキンモクセイには、閉口したものでした。
 最近は殆ど正面玄関から出入りをしなくなったので、たまにはしてみましょうかね。今はどの花も、心穏やかに見ていられそうです。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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