Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.06.18舞台のこと...

一昨日の事になりますが、北与野ステラ・デル・アンジェロの「大原御幸」の講座も、最終回となりました。3ヶ月全6回の講座が済みますと、ホットしますが、本公演が近付いたという緊張感も漲ります。
 「灌頂巻」という平家物語の最終巻を終えて、改めて浮かび上がることは「諸行無常」という、冒頭の部分でした。六道の物語では、絶頂期の天上の世界から、戦によって目の当たりにした地獄の世界までを、体験談として物語ります。そして一門の滅亡から自身の子、安徳天皇の入水までの語りは、目の当たりにした最も辛い地獄を、再現する過酷さです。改めて「大原御幸」の深淵なる部分に触れ、感慨を新たにしました。
 いよいよ、公演当日も来週の日曜日となりました。

第16回奥川恒治の会「大原御幸」

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