Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2021.07.06舞台のこと...

 今日は国立能楽堂で、明日の定例公演の申し合わせがありました。曲は「東方朔」(とうぼうさく)、中国の仙人のお話です。
 西王母(せいおうぼ)という仙女が育てている、三千年に一度花が咲き、実がなる桃を度々食べた東方朔は、寿命が九千歳となったそうです。この度は帝にその桃を献上するために、西王母に桃を持たせてやって来ます。
 シテ東方朔は観世喜正師、私はその桃を持参する、西王母の役をさせていただきます。以前に一度半能(後半だけ上演するやり方)で、ご一緒させていただいたことがありました。今回は数年ぶりに、ご一緒させていただきます。
 とても良い役なので、楽しんでしっかり勤めさせていただきたいと思います。

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