能のHana

舞台のこと

2021.12.10

 本日は九皐会の申し合わせでした。
 1部は「和布刈」(めかり)、鈴木啓吾氏です。九州の和布刈神社の神事を、能に仕立てたものです。干潮時神主さんが潮の引いた海に上がり、和布(昆布)を刈るものです。この場面は、ワキ方の演じるところで、一つの見どころになります。写真は和布刈神社です。

 2部は「葛城」(かずらき)、シテは駒瀬直也氏で、大和舞の小書を付けての上演です。葛城の神様が役行者に依頼された、橋を掛ける仕事を遅らせたことが原因で、つた葛でしましめられます。それを後世の山伏が救い出すというものです。葛城の神様は、容貌を恥じて夜しか仕事をはなかったため、遅れたのですが、ちょっと気の毒な気がしますね。大和舞になりますと、一面の銀世界が強調され、印象的な舞台となります。
 両公演ともに、ご案内可能です。ぜひお出かけください。お待ちしております。

観世九皐会12月定例会

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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